ベビーリーフを土を使わずに、水だけで育てる方法があるみたいだけど、私にもできるかな?
カビが生えたり、虫が発生したりしないのかな。
私もベビーリーフをスポンジ栽培で育てるまでは、衛生面や育てる過程での虫の発生がとても心配でした。
虫の発生に配慮しながら、完全室内でベビーリーフを育てます。
虫やカビ対策万全を第一に、初めてでも失敗しない!ベビーリーフの水耕栽培方法をご紹介します。
今回は、スポンジを使用して育てる栽培方法です!
ベビーリーフのスポンジ栽培に必要なもの
- ベビーリーフの種 (100均でも購入可能)
- スポンジ (新品の台所スポンジ)
- ベビーリーフを育てる容器
- つまようじやピンセット(種まき時や間引きに便利です)
- 霧吹き
- トイレットペーパー
- 液体肥料(今回は協和ハイポニカを使用)
- 液体肥料を混ぜるペットボトル(今回は1リットルボトル)
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【ベビーリーフのスポンジ栽培】
スポンジ水耕栽培のベビーリーフは、種まきと水換えだけで育ちます。
準備
まずは、しっかり手洗いを行います。
雑菌が繁殖してしまわないように、石けんでしっかりと。
スポンジに水をしっかり吸収させて、ベビーリーフ栽培用の容器にセットします。
容器には、スポンジが半分程度漬かるくらいの水をあらかじめ入れておきます。
【ベビーリーフスポンジ栽培】種まき(0日目)
容器にセットしたスポンジに種をまきます。
種は、なるべく重ならないようにまきます。
種が密集していると、カビが発生しやすくなったりや成長に影響が出ます。
そのため、発芽後にたくさんの間引きが必要になるので、種まきの時点でなるべく等間隔にまいておくのがポイントです。
種の位置調整は指でもできますが、小さな種は指にとてもくっつきやすい!
作業しにくい時は、つまようじやピンセットがあると便利。
種の乾燥防止のために、トイレットペーパーをかぶせることを推奨しているブログや本が多く、わたしもトイレットペーパーを使用しています。
なぜティッシュではなく「トイレットペーパー」なの?
→理由は、トイレットペーパーは水に溶けて自然となくなるから。
でも、私は最初トイレットペーパーを使うことに抵抗があり、使っていませんでした。
トイレットペーパーなしでも、マメに霧吹きなどで水分補給していれば、種が乾燥することなく根付きも良好です。
問題なく育ちますよ♪
トイレットペーパーを使うことに心理的な抵抗がある方は、無理に使わなくても大丈夫!
乾燥や根付きが心配な方は、スポンジに浅く切り込みを入れておくのもおすすめです。
【ベビーリーフスポンジ栽培】発根(1日目~)
1日目から種に変化が現れる
1日目から発根を始めて、白い根っこが見えてきます。
早くも発芽を始める種もあります。
引き続き、双葉が出るまで暗所で水をしっかりあげて育てます。
種が乾燥しないように、スポンジにはしっかりと水が含まれている状態をキープ。
ただし、スポンジの素材によって水の量は調整してください。
発芽には、水分がたっぷりと必要ですが、多すぎると腐ってしまったりカビ発生の原因に。
水は、スポンジがしっかり湿る量で大丈夫です。
【ベビーリーフスポンジ栽培】液体肥料(発芽後〜)
発芽したら、光と液体肥料を
発芽後のベビーリーフは、日中はなるべく日当たりの良い場所に置き、液体肥料で育てます。
光をあてる
屋内の明るさだけでも成長しますが、光をより多く浴びた方が、ベビーリーフは元気に発育します。
ちなみに・・LEDライトを当てると成長スピードが断然違います!
私は、冬など日照時間の短い時期は植物育成LEDライトを利用します。
液体肥料で育てる
発芽までは水道水で育ててきましたが、発芽後は水に液体肥料を混ぜます。
今回は、ハイポニカを使用。
私は希釈のが計算しやすいので、炭酸水が入っていた1リットルのペットボトルを利用しています。
ハイポニカの作り方
ハイポニカは500倍希釈の液体肥料なので、ペットボトルに、水道水1リットルと、ハイポニカA液・B液を各2ml入れて混ぜる。
水の交換は週一回位で大丈夫だと、多くの本やネットに書かれています。けれども、完全室内栽培をしている私は、カビや虫の発生が気になるので、水は極力毎日交換しています。
根のスペース確保
根っこはのびのびと育つ
水耕栽培は、土壌栽培に比べて、根がぐんぐん育ちます。
成長してくると、根っこのスペースが必要となるので、時々根っこの具合を確認しながら適切なスペースを作ってあげてください。
【ベビーリーフ水耕栽培】間引き(4日目〜)
はじめに等間隔で種をまいていた場合、苗が密集することは少ないですが、風通しが悪そうだったり、明らかに育ちの悪そうな苗が見つかった場合は、間引きします。
せっかく育ってきた苗を抜いてしまうのは、もっいない気もしますが・・・
間引きで苗と苗の間に程よいスペースができると、風通しがよくなって、光を浴びる面積も広がるので、思い切りも必要です!
間引きは、ピンセットでするのがおすすめです。
手で引っこ抜くと、根っこが途中で切れてスポンジに残ってしまうことがあります。
残った根っこが痛むとカビの原因になるので、ピンセットなどを使ってなるべく抜くようにしてください。
完璧には無理だと思うので、できる範囲で・・
この時、発芽後の種も一緒に取っておくと、さらに効果的です!
【ベビーリーフ水耕栽培】収穫(20日目頃~)
いよいよ収穫です
ベビーリーフは、20日目頃から収穫できるようになります。
目安は葉っぱの大きさが5〜10cmほど。生育環境や個体差もあるので、20〜30日が収穫時期です。
間引き
株ごと根元からまるまるカットして収穫する方法です。
間引きをしながら、収穫します。
摘み取り
成長点を残して、外側の葉っぱを収穫していく方法です。
根元からではなく、葉っぱだけを収穫します。
長く収穫する方法
ベビーリーフの収穫は2〜3回がおすすめ
間引きと摘み取りの2種類を使い分ければ、ベビーリーフは数ヶ月に渡って収穫できます。
けれども、風通しが悪くなると根の方が茶色く傷んでくることも。
長く収穫を続けるためには、しっかりとした管理が必須です。
衛生面で不安のある初心者は、あまり長期間の収穫はせず、2〜3回にしておいた方がいいかもしれません。
【ベビーリーフ】水耕栽培で育てる 失敗例と対策
ベビーリーフの水耕栽培で多い失敗は・・
- 虫が発生する
- カビが生える
- 種を蒔き過ぎる
虫が発生する
水耕栽培は、虫の発生率が少ないとはいえ、ゼロとは言えません。
虫が苦手な方は、虫の対策でしっかり備えてくださいね!
虫対策
日中は外に出したい・・虫対策は、100均のネットと完全室内栽培
荷中は、やっぱり外に出して日光浴させたい場合は、防虫対策をしてください。
日中に外に出した途端、夜になるとウチの中でコバエ被害が発生することがあります。
これまで虫と無縁だったのに、外に出している間に、虫が卵を産み付けてしまうようです。
ベビーリーフの種類によっては、アブラムシがつきやすいものもあります。
虫対策には、100均で買える水切りネットがおすすめ!
そして、完全室内栽培と割り切って育てるのが最も有効です。
それでもコバエは知らないうちに外から入ってきてしまうもの。
ちなみに、わが家では完全室内栽培で、100均ネット対策は行っていませんが、今のところコバエの大きな被害はありません。
カビが生える
カビの発生は、こまめな水の入れ換えで防げます。
カビ対策
ベビーリーフの水耕栽培は、発芽後も水の入れ換えは毎日しなくても大丈夫です。(最低1週間に一度程度でOKと多くの本やネットの情報にあります。)
けれども、おすすめは毎日交換です!
毎日の水換え作業は手間に感じるかもしれませんが、水換えついでに少し状態を観察しておくことで、小さな異変に早く気づけることもあります。
私は基本的に毎日水を入れ換えしているため、これまでカビが大量に発生したことはありません。
また、間引きで苗と苗の間の風と通しを良くすることもカビの発生を防ぐポイントです。
種を蒔き過ぎる
一度にたくさん育てたくなる気持ちはわかります。
けれども、ベビーリーフは想像以上に育ちます!
控えめな位がちょうどいいかもしれません。
【ベビーリーフ】水耕栽培で育てる・・藻?
水耕栽培では、藻が発生することがあります。
藻が好むのは、栄養と光です。
水耕栽培は、液体肥料と光で植物を育てるので、藻にとっても快適な場所。
ベビーリーフの成長にとって欠かせない栄養と光は、藻の増殖にとってもベストな環境なんですね。
でも・・
わたしは、これまで何十回もベビーリーフの水耕スポンジ栽培をしてきましたが、一度も藻が発生したことはありませんよ!
ベビーリーフは栽培期間も比較的短いので、藻の発生確率も低いようです。
そして、藻自体は悪いものではないので、大量発生しなければ直接ベビーリーフに害を及ぼすことはありません。
藻の発生対策には、こまめな水の入れ替えが一番効果的です。
藻が増殖してしまう前に、水環境をリセットしてしまいます。
【ベビーリーフ】水耕栽培で育てるベストな時期
室内で育てる場合、ベビーリーフは一年を通して種まきできます。
ただ、最適な温度は15℃から20℃と言われているので、春や秋がベビーリーフを育てるのに最も適しています。
反対に、真夏や真冬は温度調整が必要です。
そして、水耕栽培という環境上、湿気が多く日照時間の少ない梅雨時は、カビに注意!
夏は、日差しの強さや湿気・乾燥に注意します。
冬は気温が足りないため、こたつの上や冷蔵庫・ポットの上などで温めながら育てるのもおすすめ。
より本格的に水耕栽培をしたい時は、LEDライトつきの水耕栽培キットなどもありますよ。
【ベビーリーフ】水耕栽培コスパで考える
スーパーで買うベビーリーフの価格は、季節によって変動がありますが、種は一年を通して価格が安定しています。
ベビーリーフの値段が高騰する時期には、コスパよく栽培できますよ!
ベビーリーフの種
ベビーリーフの種は、DAISOなどの100均でも購入できます。
DAISOだと、2袋110円で販売されています。(他の種との組み合わせ可能)
種を1袋買えば、最低4〜5回はベビーリーフ栽培ができるので、コスパは抜群です!
そして、食材の一部になるのが主婦には嬉しい!
ベビーリーフって、メインの野菜にはなりにくいのに、そこそこな値段しますよね。
時期によっては、レタス一玉より高いことも。
水耕栽培なら、スーパーの5分の1以下のコストでベビーリーフが作れます。
そして、ベビーリーフの水耕栽培がうまくいくと、他の野菜も育ててみたくなるんですよね。
主婦が趣味を持つのって、罪悪感があったりしませんか?
水耕栽培が趣味になってしまえば、食費と趣味の費用を兼ねられて、罪悪感も少ない。
水耕栽培は、趣味がなくて悩んでいる主婦の方にもおすすめです♪
ベビーリーフを水耕栽培で育てる まとめ
ベビーリーフは、とても育てやすい野菜です。
スポンジ栽培は土の手入れもいらず、水換えだけでぐんぐん育つので、ずぼら初心者さんにおすすめ!
今回は、スポンジ水耕栽培でベビーリーフを育てる方法をご紹介しました。
興味のある方は、ぜひお試しください♪