土を使わない水耕栽培にチャレンジしてみたいけど、本当にスポンジで発芽なんてするのかな?
発芽までは水だけでいいって聞いたけど本当?
スポンジに種をまいてみたけど、全然発芽しないのはなぜ?
SNSやYouTubeで見た水耕栽培。
実際やってみると、収穫どころか発芽さえしない・・と悩んでいませんか?
わたしは、完全室内で水耕栽培をしています。
ベビーリーフの栽培から始めて、これまでに育てた野菜は15種類以上。
始めの頃は、発芽させるだけで一苦労ということもありました。
でも、ポイントをしっかり抑えれば、種はちゃんと発芽してくれるようになりましたよ♪
もちろん、育てる野菜によって発芽率が違います。
\この記事では、発芽から発芽後の移植までの流れとポイントをご紹介します♪/
発芽とは
そもそも発芽とは、種から新しい植物が生えてくることです。
具体的には、種が水や養分を吸って根や芽を出して成長する過程のことを言います。
種が発芽するためには、3つの条件が必要です。
条件が満たされていないと、種の発芽率はさがってしまいます。
発芽に必要な3つの条件
発芽に必要な3つの条件とは、水と温度と酸素です。
①水
水は、種の発芽に欠かせない最も重要なもので、種が水を吸収すると種の中にある胚が目を覚まして発芽します。
水は、眠っている種を起こす目覚ましの役割を果たしているんですね。
②酸素
種にはたくさんの栄養が蓄えられていて、種は呼吸によってその栄養を分解し、発芽のためのエネルギーに変えています。
なので、種の発芽には酸素は必要不可欠なんです!
③温度
種の発芽に適した温度を発芽適温と言いますが、発芽適温は一般的に15〜30℃程度。
かなり幅がありますよね。
発芽適温から大きくズレていると種はうまく発芽できません。
水耕栽培の種が発芽しない理由
水が原因で発芽しない
一度水に触れた種が乾燥してしまうと、発芽率は一気に下がってしまいます。
なので、種は乾燥しないように気をつけましょう。
予防法としておすすめなのは、種まき後の種にトイレットペーパーをかぶせておくことです。
トイレットペーパーの上から霧吹きで水をかけると種が保湿されて、種の乾燥を防げます。
トイレットペーパーを使うことに抵抗のある方は、ラップなどかけてふたをしておくのも効果的です。
酸素が原因で発芽しない
なので、種が窒息してしまわないようにします。
具体的には、種を水没させてしまわないように、水位に気をつけます。
種に水分がしっかり届いていて、かつ窒息しないように、スポンジの下から3分の1あたりになるように水位を調整します。
スポンジが完全に水に浸かってしまわないように注意!!
温度が原因で発芽しない
種を購入すると、パッケージの裏に発芽適温や発育適温などの表示があるので、育てたい種の発芽適温を、はじめにしっかりチェックしておくことが大切です。
発芽後に気をつけること
すぐに光に当てる
発芽後は、なるべく早く光を当てます。
種には、発芽時に光を必要とするものと光を必要としないものとがありますが、どちらの種も発芽後は光が必要です。
発芽後は、光が当たる場所に移動して育てます。
もし光を当てないと徒長という状態になってしまい、その後の成長に大きく影響してしまいます。
なので、発芽後はなるべく早くたくさんの光を当ててください。
徒長によって失敗したラデッシュの様子はこちらの記事でご紹介しています。
室内で光の量が足りない場合は、LEDライトを使うのがおすすめ♪
わたしはブリムのパネルライトを購入してから、何度も失敗していたラデッシュが20日で収穫できるようになりました。
発芽後は肥料をあげる
そして、発芽後は水ではなく肥料を混ぜた水で育てます。
種は、蓄えていた栄養を発芽で使い切ってしまいます。
そのため、発芽後は栄養をあたえてあげないとうまく成長できません。